天一天上,吉凶知るべし。癸巳よりの十六夜の旨,報して秘める。
マックOS X 10.1(ビルド5G40-45)の新しいレポートが寄せられている。ダーウィン・カーネルはバージョン1.4で,アップル社がより多くのマルチプロセッサマシンのリリースを予定してないため,2つのプロセッサ用に形成されている。全体的な速度は以前のものよりも改善され,ウインドウ・メニュー・ドックはきびきびしている。インターネット・エクスプローラー5.1も_とても_速くなっている。DVDプレイヤー(バージョン3?)もとてもよく動いており,スムーズに再生される。アップルはよい仕事をした! おおむね,日常使うOSとして,9.1に近いスピードを持っており,OS Xへの移行は問題なさそうだ。
9月にリリースと云っていたOS X 10.1…。あ,あの,もう9月になったんですけど,リリース日をきいてないんですが…,という感じだが,ビルド5G40-45には,まだスリープに関するものやプリントに関するいくつかのバグが残っており,それが解消されてからになる。15日ごろか? とMac OS Rumorsはみている。そういえば,10.0の時もマスターがあがってから数日でリリースという突貫工事だったし,アップルのOSリリースのがむしゃらぶりは普通のことになったのか…(^_^;)。まぁ新しモノ好きとしてはありがたいですけど。
将来的に考えたら,新しいハードが目をひいても,中身の基礎となるOSがまだ完成途上だとしたら,ちょっと冷めてしまう。特にコンシューマーに対しては,それは致命傷となるもので,基本的にコンシューマーオンリーなアップルは絶対してはいけないことだ。なので,OSの根幹部分の整備は急務と云えて,その上でハードと云う流れは正しい。でもウインドウズXPもそうだが,OSが新しくなったからと云ってハードが売れる時代ではない。アップルにとっては貯金を食いつぶしながらの,我慢の時となるが,この10.1に,明日の吉凶が宿る。
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